60~80年代の車の部品専門店

THサービスブログ | 60~80年代の車の部品専門店 [TH SERVICE]

THサービスブログ | 60~80年代の車の部品専門店 [TH SERVICE]

旧車だろうが車はフツーに動いて当たり前!

ダルマセリカのクロームクォータートリムを発売します。ブログをご確認ください。

THサービス 60~80年代の旧車・部品ブログ

 2023-12-07

エンジン2基、三菱4G32&フォード351C

皆さんこんにちは。
日々の部品ご注文の受注&発送に明け暮れているTHサービスです。
実は今年の夏から夜な夜な2基のエンジンを組み立てておりました。
左はちょっと紹介しているのでご存じかもしれませんがフォードの351Cエンジン、
右は三菱の4G32シングルキャブです。

351Cはくたびれたエンジンをリフレッシュしたい!
というご要望の元でオーバーホールを実施しています。
概要としては
クランク、コンロッド、カムメタル交換
ちょっとしたハイカム&新品バルブスプリング投入
ピストンリング交換
ハーモニックダンパー交換
ウォーターポンプ交換
デスビ(MSD製)オーバーホール
キャブレターを純正からエーデルブロック600cfmに交換
インマニを73年4V用から71年4V用に交換
燃料ポンを交換
へダース(タコ足)を投入
というのが主な項目です。

性能とは関係ありませんが各プーリー、ブラケット等は剥離後に再塗装、
バルブカバーはウェットブラストをして外観を整えました。
来年どこかでエンジン単体で慣らしをしてから車両に搭載となります。

4G32は○菱ディーラーさん依頼中にバルブロックをされて内部故障、
お手上げで宙に浮いてしまっていたエンジンのオーバーホールです。

・バルブロック原因
1番吸気バルブ固着

・内部状態の検証結果
ロッカーアームは一度折って交換した形跡有り、大きな破片がそのままだった。
1番吸気バルブの曲がりでエンジンロック
ピストン全てで吸気バルブを軽く突いた跡あり(ディーラーでオーバーレブした模様)

という物でした。ヘッドオーバーホールのみという予定でしたが腰下を確認しないと危険、
という事でクランクコンロッドは外さない物のほぼ全バラシとなりました。

作業的には以下通りとなりました。
・ヘッド面研
・吸排気バルブガイド打ち替え
・吸排気バルブ新品投入
・ウォーターポンプ交換(漏れ)
・デスビオーバーホール&フルトラ取付
・デスビキャップローター交換
・プラグコード交換
・キャブの簡易清掃&調整(チョークシステム固着だった)
・水&バキュームホース交換

となっています。ただし実際にはチェーン回りを全て外して確認と清掃もしているので
実質フルオーバーホールに近い内容となっています。こちらはコストの問題もあり
ウェットブラストやブロック塗装等は無く清掃のみとなっています。

という事でこれらエンジンは近いうちに車体に戻りまた息を吹き返すことでしょう。

三菱4G32エンジン
現在の当社のラインナップでいけば内部部品のほぼすべてが新品で対応できるため
満足のいくエンジン修理ができるようになっています。
来年はMRエンジンに挑戦の予定です。

フォードエンジン
スモールブロックについては通常のオーバーホールから馬力アップなど、
様々な実績があります。

今記載はありませんが当然トヨタエンジンも対応可能です。
未掲載品として2TGエンジン等が在庫されていたりします。
また今月から18RGのオーバーホールも開始となります。
当社および当社提携先にてトヨタ/三菱(4G32限定)/フォードエンジン修理ができます。
お困りの際はぜひお問い合わせください。