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 2021-08-30

RA55セリカカムリ、新品燃料タンク取り付け

久しぶりの更新となります。
70年代トヨタ車の印象が強い当社ですが最近は80年間近の車両の問い合わせも増えてきております。
つまり2T-GEUや18R-GEU関連のお問い合わせです。
今回ご紹介するのはRA55セリカカムリ18R-GEUです。

このカムリはガソリンタンクが錆びだらけでアウトでした。
そこでトヨタの別車種用タンクを流用してのタンク交換となりました。
以下が流用タンク概要です。

給油パイプ接続部です。
別車種のタンクになりますから給油パイプの曲げや長さがまったく合いません。
そこで既存パイプを短くカットし、パイプと同径のフィラーホースで連結します。
写真はタンク側の口になります。この口は特注製作品です。
奥の細いホースは今回使用しませんので蓋をしておきます。

3つのホースが連結されていますが、
太いパイプ:インレット、燃料ポンプへ。
細いパイプ:リターンとキャニスター
となります。インレットパイプのタンク内部にはフィルターが設置されています。
当然このパイプ付きフタも特注製作となります。

燃料センダーです。
本当ならこのタンク(車種)用のセンダーをつけるのですが今回は間に合わず。
暫定で違うセンダーをつけています。入荷し次第センダーを交換して対応します。
なお本来取り付けるべきセンダーは残量警告灯用センサーもついていますので、
セリカカムリのメーターは正しく表示されるはずです。

実際に取り付けるとこのような外観となります。
同じメーカー間の流用なので違和感は少ないと思います。
しいて言えば吊り下げバンドの右側が本来の位置にありませんね。

燃料ポンプ、リターン配管、キャニスター配管との接続の様子です。
燃料ポンプとダンパーも当社販売品に交換しております。

給油パイプはラバーパイプを介して写真のように設置しています。
ラバーパイプは適当なホースでは溶けてしまいます。
給油パイプ専用の耐ガソリン用のものを用いています。


当社実績として40系カリーナ/セリカ、そしてセリカカムリがこの手法で
新しいタンクにすることができるようになりました。現在製品化すべく検討中です。
・錆び取りでは対応できないほどタンクが錆びてしまっている
・新しいタンクで安心して乗りたい
という方にはオススメの手法です。